あなたは、どう思いましたか?

過酷な労働時間にもかかわらず、それを適正な労働時間であったかのように
強制的に申告させられている実態がだんだん明らかになっています。
労働基準法では、36協定(サブロクきょうてい)で、残業時間を月70時間を超えないよう定められています。
しかし、今回の事件では、月70時間を超えないように、
「休憩」「自己啓発」「食事」の名にすり替えて、勤務していなかったことにさせられていたようです。
中には、実態通りの時間を申告するよう部下を指導し、会社といっしょに戦う心ある上司もいました。
しかし、それはほんの一握り。
ほとんどの上司は、
「他の社員もみな70時間に抑えている」
「70時間で終わらないのは効率が悪い」
「昔はもっとヒドく、今はまだマシ」
など、若手社員に対してサービス残業を強制していたようです。
これは、電通だけの問題ではありません。
日本の社会においては、まだまだ「サービス残業は当たり前」的な風潮が根強く残っています。
本当にこれで良いのでしょうか?
あなたが毎日読んでくださっているこのメルマガのタイトルは
【タイムイズライフ】
です。
このネーミングは、【時間こそが命、人生そのものである】と思うから、このように名付けました。
サービス残業として申告すると、その時間は、働いていなかったことになり、給与が支払われません。
つまり、そのサービス残業の時間は、「価値がなかった」ことになります。
さらには「命」「人生」も無価値、と言っていることになってしまいます。
サービス残業を当たり前とする風潮が日本にはびこっているから、先進国の中でもダントツに多く、
命を断ってしまう人が多いのではないか?
と思います。
今こそムダな働き方やムダな仕事を無くし、早く帰宅できるようにしなければなりません。
だから、私たちは、【命そのものである「時間」】をもっと大切に考えてみてください。
参考資料
東京新聞Web
<過労社会 電通ショック>
(1)新人は奴隷 超タテ社会
⇒ http://nbscr.net/s/s7i54xkb
(2)残業70時間超えれば…作文
⇒ http://nbscr.net/s/3y96voku
(3)むなしく響く「違反ゼロ」
⇒ http://nbscr.net/s/9gmieseb
(4)「人間は機械じゃない」
⇒ http://nbscr.net/s/wg6dq954
(5)「徹夜が常識」との決別
⇒ http://nbscr.net/s/fsz4ki1
(6)働く人守る改革を
⇒ http://nbscr.net/s/r7o3s2