
【リミティング・ビリーフ】とは、
「あなた自身の可能性を、自分から閉じてしまうような信念や思い込み」のことです。
たとえば、私の性格を分析すると、
・行動しない
・行動が遅い
・おっちょこちょい
・めんどくさがり、飽きっぽい
・コミュニケーションが苦手
と思っています。
実際、これまでの経験から、私の性格を裏付けることをいくつでも挙げることができます。
・上司の指示に従わない
・提出物の提出がいつもギリギリ
・カン違いすることが多い
・趣味の自転車がホコリを被っている
・本は買って満足、袋からも出さない
このような「過去の経験」という証拠があるので、私は自分自身を
「行動しない、おっちょこちょいな性格」
だと思っていますし、そこに何の疑問を持つこともありませんでした。
何か新しいことを始めても、ココロのどこかで
「またやめてしまうかもな…」と
初めから諦めモードにはいってしまうこともよくあります。
しかし、
こんな「行動しないおっちょこちょい」という「思い込み」こそが【リミッティング・ビリーフ】なのです。
私たち人間は、五感を通じて得た情報の1割程度しか処理できないそうです。
つまり、9割は脳に伝わっていないのです。
わずか1割の情報だけをベースとして、私たちは「自分はこんな人間だ」と決めつけてしまっているんです。
これは、勝手な思い込みに他なりません。
今までの経験を、自分の頭の中で「誤って再現」して、自らネガティブなイメージを作り上げているんです。
そして、それがあたかも真実であるかのように
私たち自身が、私たちの行動を制限してしまっているんです。
こんな【リミッティング・ビリーフ】からどうすれば抜け出せるのでしょうか?
【過去の経験が真実とは限らない】
過去の1~2回の経験だけで、自分がこうなんだ、と決めつけている可能性があります。
だから、過去の経験は必ずしも真実ではないということを自分自身に教え込み、理解することが必要です。
具体的には、自分に問いかけるんです。
「あなたって行動が遅いんだっけ?」
「そんなにおっちょこちょいだったっけ?」
このように【意識的に思い返す】ことをしてみれば、
「キッチリ行動している自分」
「おっちょこちょいでなかった自分」を
見つけることができるはずです。
そう、過去の経験から作り上げた自分像は、【思い込み】に過ぎないんです。
加えて、行動をコントロールするのは感情です。
感情がネガティブであればあるほど、行動する「やる気」が起きません。
思い込みで作り上げた【リミッティング・ビリーフ】とネガティブな感情をぶち壊して、
「やる気」を持って行動できるように意識しましょう。
《編集後記》
トランプ氏がアメリカの次期大統領に選出されましたね。
私は正直、クリントン氏が当選するかと思っていましたので、意外な結果に驚きました。
トランプ氏は、日本に対する発言が過激ですが、今後どうなるのか?
私は、戦争だけはゴメンですが、今後、日本がどう変わっていくのか楽しみでもあります。
いい方向に向かえばイイですね!