
朝から晩はもちろん、深夜遅くまで、寝る間も食べる間もおしんで働きづめの毎日。
こんな働き方をしていると、ココロも身体もかなり疲れてしまいます。
若いうちは無理がきくかもしれません。
しかし、年令を重ねていくに連れ、無理ができなくなってきます。
もちろん、がんばることは悪いことではありません。
がんばって、お客さまや取引先に喜んでもらうとともに、あなた自身も
より良い生活をするのは、人として健全な営みなのかもしれません。
しかし、人のため、自分のためにがんばっているというより
【がんばるためにだけ、がんばっている】
というようになっていると...
ハッキリ言って「危ない」です。
なぜなら、
がんばることだけが目的になってしまうと
あなた自身に合ったペースで走れなくなってしまうから。
フルマラソンを走るというのに、100m走のような勢いで走ると
当然、42km超を走りきれません。
だから、
気持ちに身体がついていけなくなって、足がもつれて、転んで、痛い思いをすることになります。
【「自分のペース」を知ることが大切】
どのくらいのスピードで走るのがあなたにとってベストなのか?
また、ゴールまで完走するには、休憩を何回くらい入れるのが良いのか?
これらを知ることが大切です。
無理のない目標と無理のないペース。
これを守っていけば、ゴールにも行けるし
がんばり過ぎて途中で倒れることがなくなります。
無理なく走りきれる「自分のペース」を見つけていきましょう。
《編集後記》
もう15年も前のことですが、かつて、私はがんばり過ぎて、うつ病になりました。
当時、あるシステム開発プロジェクトでゴールを目指して走っていたのですが、
思い返せば、がんばること自体が目的になってしまっていたように思います。
計画的に平日に休暇を入れることを全くしていませんでした。
会社で働いていると、なかなか自分のペースだけで仕事を進めるのが難しいものですが、
あえて休暇を入れていたら、今が変わっていたかもしれない、と思います。
人生には「たられば」はありません。
が、最近はこれが楽しみの元かも…と思うようになれましたよ!